そろばんは何歳から習うのがベスト?そろばんは習う年齢によって始める効果に違い

そろばん学習が見直されてきているという声を聞きます。自分がそろばんを習い始めたのは小学校4年生からでした。もう少し早くからそろばんを習っておけば良かったなぁと思っています。(勉強が嫌いだったので仕方ありませんが。)そろばんを習い始める前までは、掛け算、割り算はもちろん足し算、引き算も苦手で計算が遅く、計算問題は一度、紙に計算式を書かないと問題を解くことができず、その分、解答するのに時間がかかり小学校低学年のときの算数の授業は苦痛でした。

そろばんを習うのに一体何歳から始めるのがいいのか。結構、調べるといろいろな回答があり、これまた悩みます。

そこで、そろばんを習う年齢(タイミング)や年齢によって始める効果についてまとめてみました。

そろばんは何歳から始めるのがベスト?習うのに効果的な年齢は?

そろばんを習う効果を求めるものによって変わる、そろばんを始める年齢について

そろばんを習う目的が「右脳にいいと聞いたことがある」からしたいのか、「小学校の算数で苦手意識を持ってほしくない」計算能力を高めたいから始めるのかによって、そろばんを始める年齢が変わってきます。

直感、ひらめき、図形や映像イメージを認識・記憶する「右脳」を成長させることを目的とした場合は幼児期(3歳から5歳)、計算能力を高めたい・算数の苦手をなくしたいことを目的とした場合は小学校に入ってからからがベストです。

どちらの目的でも共通してそろばんを習う一番のベストは、子どもが数に興味を持ち、そろばんの珠(たま)をはじいて楽しいと思えるときです。早いうちから子どもに押しつけてやっても楽しくなければ、「おもしろくな~い」ってストレスになるだけだからです。

そろばんを3歳から始める

脳の発達のためには、早くからそろばんをやった方がいいという根拠にアメリカの人類学者スキャモンが発表した下記の発達発育曲線(スキャモン曲線)がよく使われています。この曲線から脳の成長(神経系)は、3歳から上昇し始めてる5~8歳までの間に著しく成長することから、この間にそろばんを始める=脳を鍛えるというわけですね。

スキャモン曲線

(松尾保:新版小児保健医学、松尾保編、日本小児医事、出版社、東京、第5版、p10、1996)引用

では、3歳でそろばんを始められるのかというと、この時期は、そろばんを始めるというより「数(かず)」に興味をもたせるだけで十分です。

そろばんを4歳~5歳の幼児期に始める

幼稚園からそろばんを教える塚本幼稚園やヨコミネ幼稚園があります。例えば、塚本幼稚園では、年中の初めは、そろばんの珠の指の使い方を教えて楽しませてから丁寧に問題を解き、基本を学ぶ教え方です。

早くから習わせた方がいいのならということで早く習わせようとしても、結局、数字を読むことができない。数字を書くことができなければ、そろばんを習っても嫌になってしまいます。

そろばん教室で、先生がひとりの子にかかりっきりになれるわけではないので、幼稚園でやっていない場合は、そろばん教室に通わせなくても、まずは親が子どもに数字に興味を持たせてから習わせるでも十分です。

幼児から個別で教えるそろばん塾で「いしど式そろばん教室」がありますが、そろばん教室に入るのに年齢制限を設けていませんが、①数字を読み書きできる。➁指を使って2+3の計算ができることを条件としています。

そろばんを小学校から始める

日本珠算連盟では「幼稚園年長から小学校低学年」を推奨しています。小学校1年では、1学期の算数で、1から20までの数字と計算をします。

算数で計算を学んでいるので、「小学校低学年」からそろばんを始めれば、そろばん教室に入ってからも計算力が高まり、算数の予習ができるので、計算能力を高めるのに小学校からそろばん教室に習うがベストです。

東大新聞オンライン」の記事の中で発表された東大合格者が小学生時代にしていた習い事で得た力(集中力、学力など)が東大に合格にどの程度役にたったかのアンケート結果では、進学塾・学習塾に次いでそろばんが3番目に役に立ったというアンケート結果があります。

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東大オンラインより転載

そろばんを習うことは、頭がまだ柔軟なうちに右脳(イメージ)で計算することができることもあり、脳の発達に役に立つわけです。

今の時代にそろばんを習うことは必要か?

そろばんは時代遅れなのか?

そろばん塾に通わせるよりサッカーや野球をやらせたい、バレエやピアノ、小学校の授業の英語も必修化になることもありますから「英語塾に通わせたい。」など、他に習わせたいことが多くありますよね。

それでも今の時代でもそろばんを習うことは、必要です。やらないより、やった方がいいです。そろばんを計算するための道具としてならうなら要らないかもしれません。いまや、電卓やスマホのアプリを使う方が手軽ですし、パソコンもありますから。

そればんを習わせることは、親の考え方の違いもありますし、親がすすめないものを子どもが楽しくやれるとは思えませんから、「必要性を感じない」のであれば、やらなくてもいいと思います。ただ、そろばんを習ったことがある親なら、そろばんをやってよかったと実感している事が多いです。

今やそろばんを習うのは、計算する道具の使い方を習うわけではなく、「脳が養なわれる」、そろばんをやることで得られる効果があるということで、最近では、中学・高校受験の塾が新たに、そろばん教室を始めたところもあります。やはり、そろばんを習うことで得られる効果が将来の受験の役に立つことになるので、今の時代でも必要です。

そろばんを習う効果(メリット)について

そろばんを習うことで得られる効果(メリット)について、実感したことも触れながら紹介します。

右脳開発としてのそろばんは計算が早くなり受験に有利!

そろばんを習っていない人が計算をする場合、「13-6」は「13から6を引くと」とか「10から6を引いて4。4に3を足して7」というように言葉に置き換えながら計算をする=左脳で計算をします。

対して、そろばんを習った子どもは、「頭の中でそろばんを置くイメージ」で暗算計算をします。このイメージで計算をすることが右脳で計算し、右脳が開発されていくのです。

右脳で計算するといいのは、言葉に置き換えながら計算問題を解くわけではないので、問題を解くスピードが速くなり、その分、他の問題を解く時間の余裕ができ受験に有利です。

試してみるとわかるのですが、読書をするときに声を出して読む量と声を出さずに眼で追いながら本を読む黙読で読む量では、圧倒的に読む量が違います。これが言語処理(左脳)とイメージ処理(右脳)の違いです。

実際、自分の子どもも、そろばんを習わなかった子と習った子では、算数や中学の数学の問題を解くスピードが違いました。そろばんを習わなかった子どもは、計算問題のとき、問題用紙の余白に筆算を書きながら解いていったのに対し、そろばんを習った子どもは、問題用紙の余白に筆算を書かないので、問題を解くスピードが違っていました。

記憶力が養われる

そろばんをやると暗算問題があります。暗算問題を解くのに、そろばんを頭の中に思い浮かべて計算し回答していくことをやっていくので、イメージに残す訓練ができる。この刺激により、記憶力が養われる。

この記憶力が養われたこともあってか、受験のときには、暗記モノといわれる英単語や世界史のような覚えていれば点がとれる試験科目は、得意でした。

成功と失敗の経験を得られる

そろばんでは、限られた時間内に一定の問題数を正解しなければならない検定試験があります。検定試験で受かると級があがり、そろばんに級のシールを貼る喜びをえることができます。子どもながらも試験に受かる喜びをしることができるのは、自信となります。

そして級が上がっていくと問題が難しくなります。最初は難しく解けなかったり試験に落ちたり、悔しい思いをすることもあります。練習を積み重ねることで、最初は解けなかった問題も解けるようになる喜びを子どものうちから経験できるのは大きいです。

結論

この年齢になったらそろばんを習わせるというよりも、数字が読める。数字を書ける。指を使って簡単な計算ができるようになってからでいい。

早くから習わる方がいいかからといって、あまり早くから子どもにそろばんを習わせることを押し付けない。いやいややってもそろばんを習うことで得られる効果が得にくくなるから。

今の時代でもそろばんを習うのは、右脳開発になるから必要

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